Amazon RDS for PostgreSQL

TCO (総所有コスト) を考慮して最適化された、管理しやすいリレーショナルデータベース

PostgreSQL は、多くの企業開発者やスタートアップに好まれるオープンソースのリレーショナルデータベースとなり、主要なビジネスアプリケーションやモバイルアプリケーションをパワーアップしてきました。Amazon RDS により、PostgreSQL のデプロイをより簡単にクラウドで設定、運用、スケールできます。Amazon RDS を使用すると、コスト効率が良く、サイズ変更が可能なハードウェア容量で、スケーラブルな PostgreSQL を数分でデプロイできます。Amazon RDS は、PostgreSQL ソフトウェアのインストールとアップグレード、ストレージ管理、高い可用性と読み取りスループットのためのレプリケーション、ディザスタリカバリ用のバックアップなど、複雑で時間がかかる管理タスクを処理します。

Amazon RDS for PostgreSQL では、使い慣れた PostgreSQL データベースエンジンと同じ機能を使用できます。つまり、既存のデータベースで現在既に使用しているコード、アプリケーション、およびツールを Amazon RDS で使用できます。Amazon RDS for PostgreSQL は現在、PostgreSQL 11、12、13、14、15、16 をサポートしています。Trusted Language Extensions (TLE) for PostgreSQL を使用すると、AWS によるコードの認証なしで、高パフォーマンスの拡張機能を構築し、信頼されている人気の言語を使用して Amazon RDS で安全に実行できます。

PostgreSQL 用 RDS のメリット

AWS マネジメントコンソールで数ステップを実行するだけで、本番環境対応の PostgreSQL データベースを数分で起動して接続できます。Amazon RDS for PostgreSQL のデータベースインスタンスは、選択したサーバータイプ用のパラメータと設定で事前に設定されています。データベースパラメータグループでは、PostgreSQL データベースの詳細な管理と微調整が可能です。 データベースを更新する必要がある場合は、Amazon RDS
ブルー/グリーンデプロイ
は、より安全、シンプル、かつ高速になるように設計されています。

Amazon RDS では、PostgreSQL データベース向けに SSD ベースのストレージオプションが 2 つあります。汎用ストレージは、小規模または中規模のワークロード向けでコスト効率の良いストレージです。高パフォーマンスの OLTP アプリケーション用として、プロビジョンド IOPS は 1 秒あたり最大 40,000 IO の一貫したパフォーマンスを実現します。ストレージの要件が増大するのに合わせて、オンザフライ方式によって追加ストレージをゼロダウンタイムでプロビジョニングできます。

Amazon RDS の自動化されたバックアップ機能を使用すると、指定した保持期間内 (最大 35 日間) のどの時点にでも PostgreSQL データベースインスタンスを復旧できます。また、DB インスタンスに対してユーザーによる任意のバックアップを実行できます。この完全なデータベースバックアップは、お客様が明示的にバックアップを削除するまで、Amazon RDS によって保存されます。

Amazon RDS マルチ AZ 配置は、PostgreSQL データベース向けに高い可用性と耐久性を提供するため、本番データベースのワークロードに適しています。Amazon RDS リードレプリカを使用すると、読み取り頻度の高いデータベースワークロードのために、1 つのデータベースインスタンスの容量制限を超えたスケールアウトを伸縮自在により簡単な方法で実行できます。

マネージドサービスとして、Amazon RDS では PostgreSQL データベースに対する高度なセキュリティを実現しています。このようなセキュリティには、Amazon 仮想プライベートクラウド (VPC) によるネットワーク分離、AWS Key Management Service (KMS) を利用して作成および制御されるキーを使用した保管時の暗号化、SSL による転送中のデータの暗号化が含まれます。