Clarke Rodgers:
すばらしいです。テクノロジーの進歩のスピード、そしてもちろん、現在使用されている生成 AI ツールを考えると、将来の SOC はどうなると思いますか? あなたが現在生成 AI ツールを使用しているか、使用や調査を計画しているのか、どのような状況にあるのかはわかりませんが、生成 AI ツールは SOC アナリストや他の役割にどのように役立つとお考えですか? また、攻撃者の活動を検知したり、攻撃者に対応したりするために、攻撃者側の視点から、攻撃者がそれをどのように使用する可能性があるとお考えでしょうか?
Tom Avant:
私たちは、一部のお客様のために自動対応機能を作成することを目的として生成 AI ツールを使用し始めています。また、「これらは一般的なワークフローであることは存じ上げています。これらは、当社が注目し、お客様も頻繁に確認しているメトリクスに基づくものです。データからわかることを、お客様が求めているソリューションへのより直接的なルーティングに組み込むにはこのようにすればよいでしょう。また、人間の判断を必要としないソリューションでは、そのチェーンから人間を完全に排除してはいかがでしょうか」と言えるように、自動化されたワークフローについても検討しています。 私たちは現在、このようなことに取り組んでいます。
Clarke Rodgers:
すばらしいです。敵の視点から見た場合はいかがでしょうか?
Tom Avant:
脅威側の視点から見ると、本当に興味深いです。非常に新しい分野だと言えるでしょう。インジェクションに関するさまざまな新しい話が聞こえてきます...人々はテクノロジーを試したいと考えています。必要なのは、あらゆるウェブサイトにアクセスしてダウンロードすることだけです。その半分ほどは、何をダウンロードしているのかさえ知らないのでしょう。誰にも火の中に飛び込んでほしくはないでしょう。まず火の状況を評価し、中に入るのに最も適した場所を探す必要があります。
これは、生成 AI について話すときも同じです。安全な場所はどこか、 組み込む前に、その使用法を検証するにはどうすればよいか、 これを拡散させる前に、バックグラウンドで実行して、「自分たちが今行っていることに満足している」と言えることを確認するためのさまざまなチェックにはどのようなものがあるか、を考えるのです。なぜなら、いったん侵入して拡散が始まってしまえば、「あぁ、何か間違ったようだ」などと考えている場合ではなくなるからです。そのときにはもうクリーンアップを実行していて、拡散がそれ以上広まらないように対応しているのです。それは決して楽しいことではありません。他の場面でその経験がある人にはおわかりでしょう。ですから、導入する前に、事前チェックを行うという観点から検討する必要があるのです。
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そして、あまり一般的ではないかもしれませんが、それに関連するもう 1 つの脅威は規制だと思います。クラウドに導入するワークロードが増え、クラウドを利用するお客様が増える中で、私が考える最大のトレンドの 1 つはおそらくこれだと考えるようになっています。私たちはますます多くの異なる環境、異なる国に進出しています。ますます多くの場所で主権クラウドが登場し始めています。規制は実際に検討しなければならないものです。以前は後回しにされていましたが、今では多くの議論の最前線にあります。他のことを考える前に、採用してコンプライアンスを遵守し、それを伝達できるようにしつつ、運用してお客様のために最大の価値を維持できるようにするにはどうすればよいのかを考える必要があるのです。
Clarke Rodgers:
私も、これはきわめて大きなトレンドだと思っています。以前は、セキュリティバイデザインについて話し合っていました。 セキュリティを組み込むのです。それはプロトタイプ段階やアイデア段階である場合さえあります。そして今、私たちは「さらにプライバシー、コンプライアンス、規制上の義務にも対応しなければ」というような段階にあります。
Tom Avant:
私もうれしく思っています。
Clarke Rodgers:
人々が開発の初期段階でそれに対応し、リリース時にはさまざまな要件を満たしているようにしているとのお話を伺うことができ、うれしく思います。
Tom Avant:
私もうれしく思っています。
Clarke Rodgers:
Tom、今日はすばらしい時間となりました。本当にありがとうございました。心から感謝します。
Tom Avant:
お招きいただき、本当にありがとうございました。私も大変感謝しています。